Shimano Suzuka Road 2005
プロローグ27日レースパーティー28日レースエピローグ


 1時30分頃急いで就寝、しかし午前3時前からやって来たどこかのチームの方がかなり楽しそうにテントの組み立てをしている。大きな声で特に女性の声が大きい。ぎゅうピーちゃんはテントから起きて車に移り女性達を監視、気が付いてほしい物です。それでも彼女たちはお構いなし!まるで突貫工事のようにパイプの散乱する音が静かな駐車場に鳴り響く、4時頃「お休み〜」とひつこく連呼「早く寝ろッちゅうに(怒)」寝られないギューピーちゃん今日から2連日のレースです。ちなみに4時30分起きの予定だったJ店長、3時30分頃目が覚め仕方なしに4時頃起床!「あんたらはお休みでもこっちはおはようっだ〜」とおにぎりをかみしめながら言葉を飲み込むのだった。
オープン IV A 5周(29.12km)
 今年のレースの最初は、ギューピーちゃん、そしてJ店長から始まった。練習不足の割に調子がいいJ店長、今回も調子が上がらないギューピーちゃん。1周目、あまりペースが上がらない。後に位置したJ店長、中央部より前のギューピーちゃん。登録選手ばかりなのか極端に落ちてくる選手が少ない。2周目3周目と大きな動きはない。ギューピーちゃんとなりの選手と談話している。4周目ギューピーちゃんの後に付くが気が付かない。5周目右側に周り先頭にでてみたがヘボ選手のアタックなど気にも掛けられず、ホームストレートで余裕の吸収、しかしこのまま着いて行けそうと言う昨年の甘い考えが再び沸いてくる。昨年よりはかなり余裕であるのは確かである。アタックは反応しまっせ〜となめた口振りをいいそうな雰囲気!しかしヘアピンカーブ手前3分遅れ後続スタートの後尾集団を吸収してしまい身動き取れない!縫いくぐっていく途中ヘアピンではダッシュ!必死に追うがもう見分けが着かない25Rでは完全に先頭は離れている。必死でつなごうとする第2集団の先頭までたどり着いたがかなり離れている。しかし先頭集団も分裂し掛けていた。必死で追うがギューピーちゃんの背中は確認した物の最悪な結果であった。
オープン III A 5周(29.12km)
 昨年は怪我で断念の後藤君!二年ぶりの出場でかなりレベルアップしている。一昨年は集団についていけず断念、しかし2年のブランクは無駄ではなかった。昨年の事故から一転、夜中の走り込みの練習、クラブの練習会と皆勤賞著しく実力を付けていった。久々の実践はまず集団に入ることに努めた。最終周逃げられたものの復帰戦はまずまずの出だしだった。
オープン I A 2組 2周(11.648km)
 今度は5周より楽と思いきや、トップ集団では展開が早くなかなか波に乗れない。またレベルもまばらで身動きが取れない場面も多く展開にたどり着けない、短時間の攻防のため不完全燃焼の結果となったが明日につなげる第一歩となった。
オープン II A  2組3周(17.472km)
 江草君の帰国第一戦はデビューの鈴鹿サーキット、2年ぶりの国内レースにフランス仕込みの走りは危なげなく集団後尾に着く、集団の流れを見ながら自分の位置を確実にキープ、余裕があるかのように日本での復帰戦は終わった。ただトド状態を見られなかったのが残念であったが走り終わった後じゃなく走る前に寝ころんでいるところを見られていたとは気づいていないであろう。(笑)
オープン I A 1組2周(11.648km)
 ゆっくり走りたいというのが彼の心情とうち明けてくれた三浦君、大きく息を吸い込みSUZUKAの雰囲気を飲み込んだ。歓声、太陽、そしてトップは狙わずとも来る興奮!SUZUKAのウエーブに飲み込まれそうになる。
スタート、彼は追いかける。走ることを求めて。無事完走!達成感は何物にも代え難い記憶に残ると思う。
オープン I A  3組2周(11.648km)
 自転車もレースも初心者の白箸君、練習もなかなか出来なかったらしい。年も若いのででたと体力勝負で挑んだ。スタート意気込んでペダルを踏むが全く追いていけない。何でこんな苦しい事しないと行けないのかと思ったのが本音らしい。ママチャリ乗りでかなり足がぱんぱんに、もう辞めようと思ったらしく根拠のない自信はうち砕かれた。ゴールやっと済んだ安堵の気持ち、しかし完走した感激が沸いてきた反面、もうちょっとやれていたかもという悔しさが沸いてきた。この感動は走った者しかわからないことである。
MTBオープン A 2周(11.648km)
 HBCのマスコットガールMifumiちゃん、小さい身体に大きな闘志がある。SUZUKA連続3年出場の軌跡が物語っている。スタート時に転倒、すぐさま立つが一番最後である。それでも後方から追いかける。あせっているらしく前こぎ状態。「もうだめ」と応援しているメンバーに弱音を吐きつつもシケイン最後の坂を上りきる。しかしそれからが彼女の持ち味、ダンロップカーブに戻ってきたときにはペダリングが安定、後方に他の選手追い抜いたらしい。また彼女に感動させられた。記録も昨年より延びている、そして初めて出たレースよりも今は楽しめるくらい余裕がでてきているのが素晴らしい。彼女は少しづつでもレベルは確実に上がってきている。