セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝

2016/9/18

補給 バーム600ML×2 スポーツ羊羮×10本 ザバスジェル×3本
マシン 店長に借りたMTB

 今回、長野県の王滝村で行われたSDA王滝100kmのレースに4名で参加した。初めてのMTBのレース。しかも、100kmの長いレースだ。このレースの為に8月から1カ月半しっかり練習はしてきた。さぁ、どうなることやら…
 和田山8時前出発し、16時前に王滝村に到着。コンビニの為に引き返し、20分程ロスするものの8時間近くかかった。
 受付を済まし、MTBを準備し、王滝食堂で夕食を済ます。18時頃からパーティー兼コース説明に参加する。それが終わると19時になり、辺りは真っ暗だ。レーススタートが6時の為、暗い中、明日の準備に取りかかる。(ドリンク、補給食、着替え)明るいうちにやっとくべきだった。
 20時、狭い車内で4人で車中泊。脚が伸ばせない、暑い、窓を開けると雨が入ってくる、狭くて寝返りがうてない、いびきが気になる!(笑)という最悪の環境の中、寝たり起きたり繰り返し、朝になる。
 2日目(レース当日)4時に起きる。朝食のおにぎり3つを食べる。外は雨がかなり降っていて、水溜まりだらけ。トイレに行くが、数が少なく長蛇の列。30分位かかる。
 5時過ぎ、自転車を並べる。1000人程の選手がいるため、既にMTBが多く並べられている。400番手位の位置に並べて、屋根つきの会場で雨宿りをする。
 6時、土砂降りの雨の中レースが始まった。スタート位置が悪いため、最初のアスファルト区間でポジションを上げまくり、先頭が見える位置まで上がる。(100~50番手位?)
 徐々に勾配も上がり始め、いよいよダート区間に突入した。最初に標高900mから1500mまで一気に登る。勾配は一定で、荒れ具合もそんなに酷くない。基本、一列棒状になる。しっかり練習していたので、全く問題ない。かなりイケる!今のうちにどんどん抜いて順位を上げる。
 頂上を過ぎ、下りに入る。結構ちゃんと下っていたつもりだったが、登りで抜いた選手に次々に抜かれる。MTBの経験の差が出てしまった。全然スピードが違い、全く付いていけない。しかし、落車だけは避けたいので、安全を優先して遅れながらも下りきる。
 30kmを過ぎ、ようやく第1チェックポイントに着く。スタートから2時間半程かかった。雨で気温が低いため、水の補給は必要ない。止まることなく先を急ぐ。
 最初の峠で頑張りすぎたのか、背中が痛くなる。段々と脚も重くなり、踏めなくなってくる。補給は30分~1時間おきに取っていたのでハンガーノックは大丈夫そう。
 第2チェックポイントを越えると、昨日の夜からの大雨の影響で、道がさらにヤバくなる。既に道の半分程は川になっていたが、道の全面が浸かっていたり、横から通常の川が流れてきていて、ホイール半分程浸かる所があったりと、とんでもない状態だった。周りも雨と霧がすごく、視界が悪く、景色も見れない。白いウェアや青い靴下が真っ黒になる。サイコンも途中で壊れてしまった。
 第3チェックポイント前の登りで、泥だらけのボトルを取ろうとしたら、ボトルがない。いつの間にか落ちてしまったようだ。その為、第3チェックポイントに止まることにする。
 第3チェックポイントに到着した。水を補給し、パワーバーもあったので、頂いた。
後は峠1つあるだけなので、全開で峠を登り、順位を少しずつ上げていく。
 そして、最後の長い下りでまさかのパンク。変えたことのないチューブレスタイヤのパンクにかなり手間取る。まず、タイヤが外れない。ボンベで空気を入れてみるが直ぐに抜けてしまう。仕方なくそのまま乗ってみるが、全然走れそうにない。何とかタイヤが外れたが、チューブのバルブが入らない。もう1本のチューブは使えて、ようやく修理完了。30分以上かかってしまう。雨は相変わらず土砂降りで、一気に体温も下がる。その間、かなりの人数の選手に抜かれてしまう。せっかく登りで頑張って抜いたのに(泣)
もうチューブもボンベも無いので、超ゆっくり下る。ガクガクに震えながらゴールした。
結果は7時間7分52秒で126位(940人中)。
 遅れた原因は、とにかくパンクが痛かった。それとポジションが後ろ乗りすぎて、背中が痛かった。後、土砂降りで道がめちゃくちゃだった。上手くいけば、6時間は切れたと思う。
 今後の対策として、チューブとボンベは3~4つはいる。もし、パンクしてチューブが無くなったら、かなりの距離を歩いて帰らなければいけないので。それと、レース1カ月前位からチーム練習をMTBでした方が良い。最後的には100kmのコースを走る練習をしてレースに出るとより良い。後、申し込んだと同時に宿を予約し、しっかり寝ること!
 自分のMTBが無いので、来年は出るかどうかわからないけど、一度晴れた王滝を走ってみたい気持ちはある。そして、出るなら、タイムの更新を目指していきたい。精神的にも肉体的にも疲れきったが、すごい色んな経験を味わえた王滝でした。
レポート HBR 稲津祐哉
王滝村マウンテンバイクに出てきました。
前から出たくてマウンテンバイクを購入しましたが現実に至らず!
今年満を期してエントリー。50になった記念になりました。
しかし、春から体調が優れないなかRoadの練習もままならず。
 プライベートでもごたごたありすぎ!これを年のせいと言っては何でも言い訳になるのだが・・・・。
 先週の練習で腰を痛めポジションを換え挑んだ大滝100km
前日から雨が降り続け、大雨のスタートとなった。
アスファルトからダートに変わり!プリンスが前に出て行ったのを追いかけていたが
腰痛を考えペースを落とす。やはりダートに入ると腰への負担がくるが、完走目的なので補給をとりながら走る。
今回はウオーターパックを用意したが身体を軽くすることで腰への負担を避けるためボトルで対応、しかしそれが仇になった。ボトルは汚れ吸水口は土だらけ口にまで泥が入ってくる。
最初の長い登りを登り切り、ダウンヒル。数年ぶりなのでなかなか感覚が戻ってこなかったが走る事によって蘇ってくる。
おーおもしろ~い。すごく調子良い。
 何人かが止まっているところに止まり補給タイム!
すると前の選手、平気で補給バーのゴミを道に捨てる。
思わずにらみつけてやった。注意してやろうかと思ったが不愉快になるのが嫌なので馬鹿にモラルを教えても仕方ない。
 3回目の補給タイムでボトルを洗ったり、サングラスを洗ったりしているとキングが追い付いてきた。
二人で第一関門を目指す。 キングの後ろは走りやすくついついロードの感覚で走っていると腰が重くなってきた。
 第一関門を通過していくと腰をかばう走りをするとだんだん追い付かなくなってきた。前乗りで腰に気をつけながら走っていると太ももがぱんぱん下りで足が踏ん張れなくなってきた。
 腰痛も波のように周期的に襲ってくる。足も周期的に力が入らなくなる。だんだん雨もきつくなり、コースが川になっている。横では水の流れる音が半端なく強い!鉄砲水が来たらどうするんだろう。こんな事で競技を続けられるのか?不安ばかり。回収車が無いレースなのに帰れなかったらどうしよう????不安と恐怖が思い浮かぶが選手が走っているだけで安心してしまう自分が怖い。
 第二関門を通過して下っているとかなり深そうな川が前を遮る。流されたら谷底、膝までありかなりきつい、担いで渡ろうかと思ったいると突っ込んでくる自転車!勿論転倒!
落ちたらそのまま崖から落ちるので助けなければと一緒になって川に入る。なんとか起き上がってきたので
「こんな水流が強いのに無茶やで~」
「わたれると思ったんですが~」
一緒に向こう岸に渡る。
おかげで自転車はどっぷりと水に浸かってしまった。
林道は、ほとんどがもう川状態で情けなくなる!
雨も勢いが止まらない。横からは雨の川が依然と大きな水流の音を立て不安を煽る。
 第三関門通過!残り20km、確か登れば後は下り、我慢して淡々と回す。雨もベストの中までしみてきて精神的につらくなる。腰もやばい状態!
 ようやく下りで飛ばすが足が踏ん張れない。
 サドルに半ケツ状態で掛けながらニュートラルの体制に持っていく。
 長い下り、足が踏ん張れたら楽しいのにようやくゴールが見え100km完走出来た。
実際は98kmで100km無いと言っていたが、駐車場まで帰るのに6km!100km以上じゃ無いか!
帰って見ると、プリンスとキングが待っていた。後からにわしがタイムアウトで走らせてもらっていないのに帰ってくる距離は80km笑わせてもらいました。
レポート HBR 高垣茂光
総合順位 No. 氏名 年齢 性別 居住地 総合記録 第1区間 区間順位 第2区間 区間順位 第3区間 区間順位 第4区間 区間順位 男子順位 年齢区分 年齡別順 所属/登録
126 1087 稲津 祐哉 28 兵庫県 7:07:52 2:31:54 59 1:52:00 57 1:02:02 66 1:41:56 452 126 20代男子 14 HEART BEAT Racing但馬
190 1544 津崎 忠広 40 兵庫県 7:42:59 3:04:58 247 2:16:44 192 1:16:17 220 1:05:00 133 189 40代男子 75 HEART BEAT Racing但馬
230 1477 高垣 茂光 50 兵庫県 8:02:43 3:04:59 248 2:27:37 252 1:16:33 223 1:13:34 236 228 50代男子 32 HEART BEAT Racing但馬
DNF 1093 井上 義邦 41 兵庫県 - 3:53:19 592 3:13:24 549 - - - - - 40代男子 - HEART BEAT Racing但馬