サイクルエンデューロ in 播磨中央公園 早朝版                                                2015/7/25
稲津祐哉選手優勝
 朝5時に和田山を出発し、6時20分ぐらいに到着。準備、試走を2周回して、7時20分からレースが開始した。
 コースは1周2.6km、19mの上りで、アップダウンはゆるいが、コーナーが多いテクニカルなコース。そのコースを2時間走り続ける。参加者は100名弱程か?天気は晴れで、気温はくそ暑くはない。
 スタート直後、落車を避けるため、先頭付近を走り、前を引く。しばらく積極的に前を引く走りをするが、集団人数が減ることはなく、50名程はいそうだ。このまま先頭を引いても、無駄脚に終わるので、脚を温存する為、先頭を引く割合を減らす。
 中盤に差し掛かり、ペースは若干速くなるが、ほぼ安定している。疲れからか、目の前で2度程、落車が発生するが、落ち着いて回避する。
 1時間が経過したこの辺りがかなりしんどかった。度々、ペースアップにより集団が分断しそうになり、そのたび、前に追い付かないといけないため、インターバルがかかり、脚がいっぱいになる。
 終盤に入り、残り30分となる。ようやく集団の人数も絞られ、8名程となる。しかし、このまま、集団スプリントはしたくない。しかし、飛び出すには厳しいメンバーが残っている為、難しい。
 残り、3周回程で、ユーロワークスの今井さんが軽くアタックをし、反応すると、後の選手は反応できず、2名となる。逃げ切るチャンスだと思い先頭に出てペースを上げる。すると、『まだ全力を使うな。最終周回でもう一度アタックするから、その時に再び、2人でいこう』的なありがたいアドバイスを受け、一定ペースで走る。しかし、残り1周半程になっても後続の選手が来ない。すると今井さんから『ゴールまで先頭引くから絶対勝てよ!』と思いがけない事を言われ、気合いを入れ直し、集中して、今井さんの後ろに付かしてもらう。ペースがかなり上がるが、走りにムラがなく、後ろにかなり付きやすい。なぜかアシストしてもらえて、夢のような気分になる。
 最終周回の最後の下り坂に入る手前で、今井さんに握手をして、全力でラストスパート!余裕を持って、ガッツポーズでゴールした。久しぶりの優勝だ!
自分でも予想外の展開で、最高の結果が残せて最高の気分。言うことなし!ユーロワークスの今井さんには感謝感謝です。

使用機材 RIS9 ボーマカーボン 11-25
補給 バーム500ML ウイダー
レポート HBR 稲津祐哉
 鈴鹿に向けてのモチベーションアップということで、播中エンデューロに参加しました。
 会場に行ってみると思っていたコースとは違ったのでビックリ。今回のコースは以前に走ったコースと異なり、登りも下りも2~3%のゆるやかな 斜度だったので良かったが、タイトなコーナーが連続するテクニカルなコースとなってい
る。今回、初めてのコースということもあり、コーナーと 路面状況を把握するためにアップを兼ねて試走で3周した。
 そしてレーススタート。先頭付近には稲津君と津崎さんがいて集団を引っ張っている。これについて行くと足が持たないということで、序盤は心拍 数160前後を目安にマイペースで走ることにする。しばらく走ると、何でもない下りコーナーで前の選手がブレーキをかけてアウトに大きく膨 み、危うく巻き込まれてコースアウトしそうになった。久しぶりに怖い思いをしたが、以前にJ店長教えてもらった注意を思い出した。下手の後ろ は走らない、ということを肝に銘じる。そうこうしながら40分ぐらい走ると先頭集団に追い越される。稲津君が先頭付近で集団をコントロールしているようだ。直後に第二集団が通りか かると、「行きましょう!」と津崎さんに声をかけられた。大西さんも応援に駆け付けてくれて写真を撮りながら、周回の度に「ファイト!」と声 援を送ってくれる。ここで頑張らなくては男ではない。ということで、津崎さんの後に付いて走ることにする。予想通りペースがかなり早く、登り になると心拍数がかるく170を越えてくる。それでも集団に付くと下りは随分楽に走れる。さすがに上位集団で走るのは上手い人ばかりなので、 コーナーも安心して付いて行ける。やはり集団走行は楽しい。苦手な上りも津崎さんに引っ張ってもらっているためか、不思議とパワーが出る。そ のまま4周ぐらいは問題なく付いて行けたが、集団が中切れを起すと津崎さんがブリッジするために前集団を追ってスパートした。さすがにそれに は付いて行けない。実業団選手との実力の差を改めて感じた。
 足も限界が近かったこともあり、千切れた小集団に混じってペースを落として走る
こ とにする。それでも90分を過ぎた辺りから足が攣り始めたので、1~2周、ゆっくりと回復走で流す。あくまで目標は「鈴鹿」。ここで無理をし て肉離れなどを起こすとしばらく練習ができなくなる、という思いからラスト20分はLSDペースで走ることにした。その横を稲津君が1~2番 手で通り過ぎる。レースも終盤というのに全くペースが落ちていない。これはもしかすると優勝するのでは、と走り去る姿を見ながら思った。そし てゴール。いつもレース後には全足引き攣り状態になるところだが、今日は限界まで無理をしなかったこともあり、筋肉引き攣り地獄は回避でき た。しかし、2時間ぐらいは走り切る脚を作らなくてはお話にならない。今後の課題である。
 ゴール後、稲津君に会うと「優勝しました」とのこと。「おめでとう!!」と思わず握手!チームメイトが優勝なんて、こんなに嬉しいことはな い。稲津君、オープンクラス優勝、本当におめでとう!表彰台の真ん中に立つ姿、最高でした!
 そして今回、松本さんとも初めて挨拶を交わし、同じマスタークラスで走ることができた。また神鍋練習でも一緒に走ってみたいものです。最後は 応援来てくれた大西さんも入って全員で記念撮影。今日は稲津君の優勝もあり、素晴らしいメンバーと一緒に走れて大変有意義な一日できた。後は 「鈴鹿」に向かって練習あるのみ、ですね。
 レポート HBE 谷口 誠
ソロオープンの部
順位 BIB 氏名 チーム名 周回数 タイム
1 55 稲津 祐哉 HEART BEAT Racing但馬 28 2時間00分45秒747
15 56 津崎 忠広 HEART BEAT Racing但馬 27 2時間03分02秒639
ソロマスターの部
順位 BIB 氏名 チーム名 周回数 タイム
21 132 谷口 誠 HEART BEAT Equipe 24 2時間02分57秒057
22 133 松本 章人 HEART BEAT Equipe但馬 24 2時間03分22秒322