2011鳥取県自転車競技大会            2011/5/15
 朝5時45分高垣自転車店集合!6時出発といつもより楽な出発、近いと気が楽である。白兎海岸コンビニで補給食を揃え、7時半には到着していた。
 鳥取県自転車競技会に参加してきました。去年参加したレースの中では一番苦い記憶が残るこのレース。この一年でどれだけ走れるようになったのか、期待と不安が3:7の割合で入り混じる。当日4時に起床、6時にお店集合、7時半会場着。非常に眠い苦笑。8時に受付して試走へ、やや体が重く感じたが走れそうな予感がした。
 9時、レーススタート。しかしいきなりつまづく。クリートがはまらない、3回目でようやくはまる。この時点でいきなり先頭からかなり離されてしまった。しかもスタート直後の坂で集団はすでに崩壊、第1集団に入り損ねた。鳥取のコースは完全なクライマークラシック!登りで付いていかないとキビシイ!!なのにいきなり置いてかれてしまった。第2集団は追うのか?どうするんだ?ちょっと様子見・・・ペースが上がる気配は無い。「まわしていこう」と誰かさんが叫ぶ。その声につられて前に出て集団を引く。が続く人がほとんどいない。と、店長が前に出る!不意をつかれた格好になりちょっとタイミングがずれてしまった。少し遅れて飛び出す、何人かついてきた。追走集団形成!これは平坦直後のゴール手前の登りで吸収された。相変わらず集団が前を追う気配はない。第1集団はもう全く見えない。でも一人で飛び出す勇気は無い。去年の個人TTの地獄を思い出してしまう。そんなことをぐちゃぐちゃ考えていたら、(確か2周目の途中だったと思う)さっき付いてきた人が飛び出した!渡りに船とばかりに飛び乗る、4、5人の追走グループができた。この飛び出した人と先頭交代しながら前を追う。しかし、それ以外の人は先頭を引く気配が無い。とりあえず付いてきただけか?また、最初に飛び出した人も坂が速いわけじゃなさそうだ。しかもこの人赤帽子・・・6周回の部にエントリーの人だ、途中でゴールを迎えてしまう=一緒に走っても途中でいなくなる!ここまで考えて覚悟を決める。結果のことは考えず自分の力を試す!それからずっと先頭引きっぱなし、決して譲らない。 下りだけ自分より速い赤帽子さんに前に出てもらう。それ以外は先頭固定、後ろが切れないぐらいのペースで走る。途中振り返ると一人二人と切れていくのが分かる、最初に飛び出した赤帽子の人も5周目に入ったぐらいでいなくなった。彼があの時飛び出さなければ自分も飛び出せなかっただろう、彼の勇気に感謝しつつ、心の中でエールを送り先を行く。
 6周目からは単独走になった。2年連続の個人TT、悪夢再来。しかし今年は悪夢とはならなかった。自分が去年より走れてるという手ごたえがあった。それを感じられるだけで楽しかった。8周目で清水さんに抜かされた。(高すぎるものの)一応の目標が周回遅れにならないことだったのでややショック。さらに、この辺りからキツくなってきた、脚がやられてる汗。ゴール前の坂が非常にしんどい、正直脚攣りそうでした。10周目で稲津君にも抜かれる。「頑張れー!」と声を掛けようかとも思ったがお互い必死のもがき中でそんな余裕は全く無い。1周遅れなので次が最終周、最後なのでとりあえずへろへろながらもペースアップを図る。
攣りそうな脚をごまかしながらのゴールとなりました。 去年は地獄をみた鳥取、非常にビビりながらの参戦でしたが自分の進歩を感じられ、個人的にはそれなりに収穫がありました。何より途中で楽しいと思えたことが驚きです笑。やはり走ったら走った分だけレベルアップするし、レベルアップしたらした分だけ楽しさも倍増するんだなと実感しました。来年こそ周回遅れにならずに完走したいと思います。
レポートHBR 藪脇大輔
今回で3回目の出場となった。調子はあまり良くないが、どうしようもない。アップダウンがかなり激しいコースを12周走る。レーススタート。毎年優勝している清水さんが一気に加速。なるべく付いていきたかったので、頑張って後ろに付く。なんとか1周は付いていけたものの、ペースが速く脚も心拍も限界で、早々に付くのを諦める。なんとか8人程の集団に合流し、集団の1番後ろをフラフラと走る。何度も登りで集団から離れそうになるが、しぶとく食らいつく。6周回程終えて、集団の人数も5人位に減る。登りをダンシングで登るようにしてから、脚に余裕が出てきて、調子も上がってきた。ラスト3周位から、登りでペースを上げて、人数を減らそうと試みる。思いの外うまくいき、一人また一人と離れていき、ラスト一周で、二人となった。登りゴールなので、最後で離せると思い、力を温存し、最後の登りで爆発させ、見事勝利することができた。『オッシャー』嬉しくてついガッツポーズしそうになったが、やめといた。なぜなら、とっくの昔に清水さんが優勝してるからだ。清水さんの相手にはまったくならなかったが、悪いなりに良いレースができたと思う。清水さんとの圧倒的な力の差を少しでも埋めれるよう頑張ります。
レポート HBR 稲津祐哉
 最初のスタートで完全に出遅れ、根性で登ったが後は一人旅!最初から第2集団、藪脇君もクリートに焦りこの集団!回して行こうという声が聞こえた。完全に完走目的の集団!せめて藪脇君だけでも引っ張っていこうと集団後尾から飛び出したがタイミングが悪く不発、遅れて藪脇君が飛び出してくれたので私は完走目的に切り替え!登りはマイペースで対応!1周目の上り坂で脱落!強度練習はしていないがなんとかなるかな?そうこうしているうちにだんだん集団から落ちてくる選手を抜いていく!とにかく抜く!協力しない!なぜなら休んでしまうから!そう思い10人くらい抜かしたと思うが6周目あたりで先頭の先導車(バイク)が上がってきた。まさか?清水さんだった。それもダントツで!調子が上がってきたと完全に錯覚していた。慌ててペースを上げるがショックで脚が重く感じてきた。
 また久々に脚が攣ってきた。ごまかしながら走るが完全にペースダウン。平地も脚が重い!それより前に人がいない。目標物が無くなりだれそうになるが第2集団からは逃げようと必死で回す。坂が弱いのに不思議と抜かすのは坂道、また7周目ぐらいから目標物発見!必死で追いかける。もうだれている。慌てずに頂上で追いつく事を目的に回す。だんだん近づいていく!しかし悠長にしていたせいか第2集団に追いつかれる。稲津君もいた。またもやモチベーションが下がる。目標物は集団に加わり差が付いていった。周回遅れが加わっていいのか?いつの間にか、かなり差が着いてしまった。残り2周のはずだが清水さんに再び抜かれ残り1周となってしまった。しかしもう気力も脚もなく脚に来ている。なんとか瀕死のゴール!昨年以上に悪い。やはり結果は練習量によるものだろう。
レポート HBR 高垣茂光
総合順位 JCF登録者順位  氏名  所     属 年齢 住所 記録
 2位   2位  稲津祐哉 HEART BEAT Racing 但馬 22 朝来市  1;58:55
12位 4位  藪脇大輔 HEART BEAT Racing 但馬 25 朝来市  2;15;38
18位   6位  高垣茂光 HEART BEAT Racing 但馬 45 新温泉町  2;33:48