実業団ＥＲ
開会式を無視して慌ててアップに出る。勢い良くコースを駆け上がる若手2人を後ろから追う40男2人。この息苦しさは上山トレのそれとは明らかに違う、多分空気の薄さに起因したもの。約4ｋｍほど登り、昨年のスタート地点の平湯で引き返す。スタートは8時ジャストにＢＲ１、その後にＥＲ、一般と3分おきとなっている。ＢＲ１の最後尾に並ぶメンバーのすぐ後ろに陣取り、スタートを見送る。見栄ではないが、大して緊張もしてないのに、心拍が80を下らないのはやっぱり高地だから？8時3分スタートのピストルが鳴る。始めの1ｋｍまでマーシャルが先導し、その後にオープンとなる。後続にパスさまくるが焦らず、マイペース。でも心拍の低さに反してこの息苦しさで自分のペースが掴めない。イケるのか、それともこれが限界か？スタート4キロの湯平で後からスタートしたＦＲのトップにパスされる。少し凹みながら、イーブンペースな走りにしばらく喰らい付いて走る。前回の上山の反省点から、今回はシッティングばかりに拘らず積極的に腰を上げる事を意識した。でも要所要所だけ。２７Ｔも大きい方2枚は保険として、２３メインに踏む。中盤、気が付くと無意識に２７のお世話になっているのに気づく。１８．８ｋｍの半分を超えるまでが異常に長く感じる。ＴＲから落ちてくるＨＢＲメンバーも、3分後にスタートしたメンバーにパスされることもない。不気味すぎる。12キロ過ぎ、前方にＨＢＣジャージ発見！Ｊ店長だった。やはり、体調不良から万全ではなかったか？パスしながら、「追い上げるぞ！」と声をかけるが既に↓モードか…3-4人の同ペースの選手と差し合いを繰り返し、山頂付近に差し掛かる。空気の薄さと気温の低さに加え、風と雨の洗礼。「乗鞍なめんなよ」って感じ。勾配は緩くなるが、横風がキツく呼吸が苦しい。この状況で4-5人の集団で前を引く破目になり、残り1ｋｍほぼ、ダンシングでもがく。やや下りながら、ゴー付近にカメラを構えるメンバーの姿を確認しながらのゴール。と思ったら、すぐ後にＩＺくんにゴール。どうやら、すぐ後ろを走っていたらしい。ヤバイヤバイ・・・

山頂の天候はすぐに変わり、風と雨が激しくなってきた。下山の準備ですぐに着替えるが、あまりの寒さにロッジに入り、下山までの間寒さをしのぐ。