am5:30雨降る温泉町を出発、インターネットの南部の天気予報の回復を信じて6時過ぎ関宮の藤原さん宅へ到着!
雪の但馬を後に篠山へ向かった。
遠阪トンネルを越えても雪は多い、不安をいだきつつも現地に向かった。
篠山市に入った。しかし雪は少し残っている。と言うことは山は雪!
am9:30
篭坊温泉に到着
日の当たらない場所はまだ雪があり凍結状態!寒さを感じながら出発
三人とも鼻水を流しつつ弥十郎ヶ岳林道へ向かった。
林道は雪を残しやはり凍結!
弥十郎ヶ岳入り口からシングルトラック!ウエット状態の道に悩まされながらペダルをこいだ。
杉の木の間に続く道、倒れた木や泥にタイヤを取られながら突き進む。ココで休憩
補給食を頬張りポットで持ってきたコーヒーが体を温める。
木と木の間から日が差してきた。
「やはり僕の言ったとおりになってきた」とKENちゃん一生懸命雨男伝説を返上しようとしていた
小さな滝をMTBを担いで渡り、どんどん奥へと勾配のきつい道へときた。ここからはずっと担ぎである。足元はウエットの土と枯れ葉で滑りやすい。しかし今回オリエンテーリング初心者のはずのKENちゃんが元気良く上がっていく。合計重量160kgの私と藤原さんには余裕がない。
「KENちゃんすごいなあ意気が上がってないなあ」
「いやあ店長みたいにしゃべってないもん」
「熊がこんやあに喋っっとるだん」
この言い訳にみんなが納得をした。?
登り切った後は
山の尾根づたいに自転車を走らせ左右の崖を楽しみながら岩場に到着かなり眺めはいい
崖づたいに自転車を担ぎ八上山石標
もうすぐ弥十郎ヶ岳
ペダルをこいだ。
am11:30弥十郎ヶ岳に到着!
残念なことにスモークで景色は見えない。
藤原:「やっぱり雨男のせいか」
原 :「やっぱりそう来るか」
店長:「このイメージを定着させよう」
すると見る見るうちに霧が晴れてきた。
勿論すばらしい眺めである。
原 :「言ったとおりだろ」
さあ昼食の準備とKENちゃんの言葉は二人には届かなかった。
持ってきたバーナーは独りずつしかカップヌードルの湯は沸かせない。まずは藤原さんのカップヌードル。優しい私はKENちゃんに湯を入れてあげた。
「あーやっぱり身体暖まるわ」
KENちゃんと藤原さんがおいしくカップヌードルを食べていると、だんだん雲行きがおかしくなってきた。でもお湯は沸かない。
原:「もうええちゃあうか、こんなもんだったで」
店長:「まだ熱ないで」
藤原:「麺は堅い方がええーで」
店長:「もううえーわ入れよう」
なんか雲行き怪しいけえ帰る準備しよう。
店長:「まだ喰ってないで」
「まあゆっくり食えや」
と着々とお片づけ
店長:「もう食べるわ、ぬるー」
急いで食べてると霰が降ってきた。
下りる準備
私はウインドブレーカーを着ると
原:「なんかおかしい、これは撮っておこう。」
とKENちゃんがシャッターをきった。
急いで下山!勿論下りがメイン。
木と木の間をすり抜ける。これが醍醐味、自然を堪能していった。
4差路ココに標識はあるが腐ってどの方向に向いているのかわからない。
地図の方向だと右折
しかしだだっ広い斜面になっていて道がわからない少し下りて道がわからなくなるので引き返し、迷えば上れ、文農園という標識の所来た道からまっすぐ上がっていった。崖沿いの道こわごわ乗り切り小さな標識、「丈山」地図ではその逆の道が正路、一気に下っていった。道はある。しかし急勾配自転車を担いで下りるしかない。
しかし迷っているのは間違いない。
3人は落石に注意しながら間隔をあけて下りていった。
不安の3人
その時であった。藤原さんのサングラスの柄が無くなっていた。
しかし、引き返して探す危険を犯すわけには行かない。涙をのんで下りることに、寒さと不安が3人を包む。サングラスがないまま下山となった藤原さんには暖かい食卓が浮かぶのであった。
そこへ民家が見えてきた。急いで3人は自転車にまたがった。俺たちは助かったんだー

*盛り上げるため一部過大表現を致しました。
サングラスの柄は藤原さんの耳に残っていました。(本当は終始笑顔でした。)
茶畑の道を横切り
文農園というわらぶき屋根の建物へと出てきた。
初走りMTBの冒険は終了した。
最後道に迷って担ぎで終了したのは少し不完全燃焼だったが走りきるだけのマウンテンバイクと違った遊びを楽しめることが出来た。
奥猪名健康の里で温泉に入り。
2003年の幕開けとなった。

KENちゃん藤原さんご苦労様でした。