ひるぜんサイクルMTB

雨の中少し遅れて必死で待ち合わせ場所に自転車で来る少女(には遅すぎるが)
せきのみや薬局フジポン店長藤原さんはこの過酷なレースに挑戦させてしまったことに責任を感じていた。
午前6時、高垣自転車店前集合、今回総合監督としてJ店長の年期の入ったスーパーターセルで3人が出発!
KENチャンファミリーより30分早く出発した。
途中、いなばっこで朝食をとり、KENチャンに連絡!
「今どこにおる」
「気がつかんかったか?横」
それはHBCスーパーライダーの姿じゃなく良き二人の娘のパパKENチャンがはにかんでいた。
8時30分ひるぜん公園に到着、そこには体調は悪いと言っていたがトップを狙うKENチャンと
毎朝トレーニングを欠かせなかったフジポン店長、期待と不安のMifumiちゃん。それぞれの野望と情熱の入り交じった戦いが始まるのだった。
(この調子じゃあ文章を考えるのに大変なので通常表現に戻ります。)
ベアバレイスキー場バ〜林道リンドウ〜牧草ボクソウ地チ〜演習エンシュウ林リン〜蒜山ヒルゼン *林道リンドウ(オンロードのヒルクライム)が約ヤク5km伸ノびて 24km
今年はベアバレイスキー場からのスタート。移動中調整しながらのKENチャン、その場を盛り上げるフジポン店長、緊張して重い空気のMifumiちゃん。実はこのレースに引き込んだJ店長とフジポン店長、初めて1ヶ月のMifumiちゃんが完走出来るとは思ってなかった。ただ自転車に乗る機会を増やしてあげれば、自転車の効果が出るんじゃないかと無謀なことに挑戦させたのだった。
一斉スタート
登りのためココで実力の差を振り分けられる。
カメラを構えていた。J店長
やっぱり先頭のKENチャンを撮ることが出来なかった。
藤原さんをキャッチ!(後で見たら全然違うところを撮っていた)
あとはMifumiちゃん
撮りやすかったのは言うまでもなかった。
後から、レースを追っかける。

途中パンク修理をしている選手に話しかけた。ゆっくりコースを走ろうと思っていた。オフロードにさしかかる。行こうかショートカットしようか悩むが、肩の調子はいけそうだと思い即進入、後悔した。マジで肩に来る。ゆっくり下りれば下りるほど肩がきつくなるが速く走る方が怖い。なにやら後続車がゆっくり下っている。Mifumiちゃんだった。やっぱり無理だったか。とりあえず責任を感じた私はギブアップまで付き合おうと思ったが、黙々と走るMifumiちゃんにもしや行くんじゃないかとさえ思った。そして難関のマウンテンポジション!まだテクニックがないのだが必死で乗ろうとする。ココは男の子でも押して上がろうとするところだけに少し感動した。ココを登り切れば、転倒しない限り完走は夢ではない。なんとか峠を登り一息入れてダウンヒル。斜面ライダーさんの特訓の成果が出てきている。スピードはあまり出ていないがフォームは見られるようになってきている。そして下るにつれてスピードも少しずつ速くなってきている。平地コース少しずつペースをあげながら走っていく。最後のゴール前の登り、KENチャンとフジポン店長が心配して下りてきていた。
ゴールのガッツポーズ(OK牧場)
スタッフの方も拍手!認定書を授与!
6位入賞!

フジポン店長とJ店長は驚きと感動で歓喜をあげた。
通常どっかでリタイヤは覚悟していた。それより毎朝練習していただけあって足がつることなくゴールしたことはすばらしいことである。現に林道にはいるところで男の人でも足がつってリタイヤしている姿があった。
HBCとしては初めての女性会員!そして将来の女性会員2名、選手としてもキャラクターとしても期待出来ると思う。

でもみんなマジでMifumiちゃんを見直したのは言うまでもない。
KENチャン7位

KENチャンは「入れなかった」入賞出来なかったことに悔しがっていた。しかし、7位、山岳王の前年度8位の記録を超えてしまった。フジポン店長はタイムが縮んだことと、この頑張った1ヶ月に体重が5kg落ちたことに喜んでいた。それぞれの思いにひるぜんは幕を閉じた。